腸内でムチンを生成するのを助ける微生物を育てることは、免疫力を高めるのに大いに役立つ(Shutterstock)

粘液の秘密 体を病気から守る見えない盾

150面ものサッカー場がジェル状の物質でいっぱいになり、その中をくぐり抜けてエンドゾーンに進む場面を想像してみてください。これは、ウイルスが私たちの体内に侵入しようとする際に直面する防御の仕組みを例えたものです。消化器系の専門医であるロビン・チュトカン博士によると、この「ジェル」が腸や肺にある粘液の層を表し、ウイルスの大きさの5千倍も厚みがあるといいます。

「粘液は体を守る大きなクッションのようなものです」と、消化器系の健康についての著書があるチュトカン博士は語ります。彼女の著書『The Anti-Viral Gut』では、粘液の重要な役割について詳しく述べられています。

多くの人は、風邪で鼻水やのどの不調を感じるときだけ粘液を意識するかもしれませんが、実は私たちの体には、皮膚よりも多くの粘膜があり、肺、目、そして消化管全体を守っています。

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