「冬病夏治」——冬の冷え症や体の不調は、夏に生姜でケアを(Shutterstock)

冬病夏治(とうびょうかち)冷え症や風邪の生姜対策

冬病夏治(とうびょうかち)とは、冬の慢性病や陽気(カラダの中から温める力)不足などが原因で起こる病気(冷え症、風、頭痛、体の腫れや炎症)は夏の間に予防・治療することが大切だという中国漢方の考え方です。「冬には大根を、夏には生姜を食べましょう」という言葉もあって、生姜が「冬病夏治」に重要な役割を果たしています。

「病気にならない蒸しショウガ健康法」の著者、イシハラクリニック副院長の石原新菜氏は「寒気」はあらゆる病気の元であり、体が冷えやすい人は体質を改善しないと、血液循環が悪くなり、免疫力の低下、代謝も下がってしまう状態に陥ることが多いと指摘しています。

寒気が侵入することで体に表れる症状として、目の下のたるみ、喉の乾燥、二重あご、発汗、偏食、腹の膨らみ、下半身のむくみ、涙が出やすい、くしゃみや鼻水、粘りある舌苔、舌の縁がぎざぎざした形、肌が白くて体型はぽっちゃり、下腹部肥満や下半身脂肪肥満等が見受けられます。

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