(shutterstock)

11月の消費者態度指数 改善に足踏み 雇用環境と物価高が課題に

内閣府が発表した11月の消費者態度指数(季節調整値)は、前月比0.2ポイント上昇して36.4となった。基調判断では「改善に足踏みがみられる」とされ、消費者心理の回復が以前として厳しい状況にあることが浮き彫りとなった。

消費者態度指数は、「暮らし向き」「収入の増え方」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」の4つの意識指標を平均して算出されるもので、国民の経済的な心理状態を測る指標だ。本調査は、消費者の暮らしや物価に対する見通し、消費意欲を把握することで景気動向の判断基礎資料として活用されている。

11月の指標の前月比をみると、「収入の増え方」が0.8ポイント上昇して40.2となり、堅調な推移を示した。「耐久消費財の買い時判断」も0.2ポイント上昇して29.9となり、消費活動への慎重さがやや和らいだ。一方で、「雇用環境」は0.6ポイント低下して41.0となり、労働市場に対する不安感が強まっている様子が見られる。「暮らし向き」は0.1ポイントの小幅な上昇で34.3だった。

▶ 続きを読む
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
中東情勢の緊迫化でガソリンや電気代の値上げが懸念される中、原油高は私たちの生活にどんな影響を与えるのか? 日銀の最新レポートをもとに、物価を押し上げる2つの波や、原油高と円安との影響の違いを分かりやすく解説
連日のニュースで耳にする「中東情勢の悪化」と「原油高」。私たちの生活や今後の日本経済はどうなってしまうのか? 日銀の最新レポートをもとに、これからの行方と家計への影響を分かりやすく紐解く
5兆円という巨額の「実弾」が市場に放たれた。政府・日銀が下した円買い介入は、「1ドル160円の常態化」を拒絶する背水の陣か?
日銀内で意見対立!? 4月の金融政策決定会合では、3委員が利上げを求め反対票を投じる展開に。中東情勢による原油高は、私たちの生活をどう直撃するのか? 物価上振れリスクと迫る「追加利上げ」の行方を伝える