【分析】韓国の政争の政治的影響 日米間の安全保障にも影響か 

韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、3日夜に突然戒厳令の発令を発表したが、6時間後に国会で「戒厳令解除要求決議」が可決したため撤回した。その翌日、韓国の野党は尹錫悦大統領が戒厳令を発令したことを理由に弾劾手続きの開始を決定した。

尹錫悦大統領は3日の夜、テレビ放送を通じて政党活動の禁止や報道機関の活動を制限する「戒厳令」を発令した。野党が国会の多数派として弾劾や予算案阻止を繰り返し、国政を混乱させていることを理由に緊急戒厳を宣言したのだ。尹大統領は「議会内の共産勢力」や「反国家勢力」、さらに北朝鮮からの脅威に対抗するための必要な措置だと説明している。

戒厳令発令からわずか2時間半後、反対派の議員は190票を投じて「戒厳令解除要求決議」を可決し、尹錫悦大統領が発令した戒厳令を解除した。最終的に死傷者を伴うことなく、部隊は撤収し、尹大統領は翌4日午前4時30分に戒厳令の撤回を正式に発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
中共政治局常務委員の王滬寧が7月15日から党・政府代表団を率いて北朝鮮を訪問。相次ぐ中朝高官の往来について、関係修復や北朝鮮とロシアの接近をけん制する狙い、統治・宣伝手法の共有という側面を専門家が分析
韓国最高裁は、尹錫悦前大統領の逮捕状執行妨害や公文書偽造などをめぐる二審判決を支持し、懲役7年の実刑が確定した
2018年、川崎栄子さんら脱北者5人が北朝鮮政府を相手取り訴訟を起こした。今年1月26日、東京地裁は北朝鮮の不法行為を認め、原告1人につき2200万円の賠償を命じる判決を下した。川崎さんが北朝鮮で体験した地獄のような生活とはどのようなものだったのか
青少年の性転換をテーマにした映画『性別移行』が、韓国の映画祭で開幕作品として上映された。観客からは、教育や医療、家庭への影響を考えるきっかけになったとの声が上がった
G7サミットで、トランプ米大統領が韓国の李在明大統領を「強いリーダー」と評価。中東の戦争解決を引き合いに北朝鮮問題への主導を求めた李氏に対し、トランプ氏が呼応した緊密な米韓首脳外交の舞台裏