2025年の中国にとって最大の経済問題は、トランプ次期政権による新たな関税ではない。それは、人口問題、債務、そしてデフレ
トランプ関税より中国経済を揺るがすのは 人口問題 債務 デフレの連鎖
トランプ次期政権による中国製品への追加関税は、2025年の中国にとって最大の経済問題ではない可能性がある。なぜなら、中国企業はコストの安いアジア諸国に生産を移すことで、関税を回避できる可能性が高いからだ。むしろ、中国が抱える「3つのD」、人口問題(demographics)、債務(debt)、デフレ(deflation)といった構造的な課題の方が深刻だ。1990年代初頭以降、同様の課題に直面した日本が経験した失われた数十年のように、中国も長期的な停滞に陥る恐れがある。
ニューヨーク拠点のノッティンガム・アセット・マネジメント社の共同最高投資責任者であり、特許金融アナリストのティモシー・D・カルキンス氏は「中国企業がトランプ大統領が公約した関税を回避するため、非常に巧妙な手段を講じるのは間違いない」と述べている。
「これは予想されることであり、これらの試みと戦うために、国際的な協調(任意または規制によるもの)が必要だ」
関連記事
中国での販売不振を受け、日本第2位の自動車メーカー、本田技研工業は広州と武漢の2つのガソリン車工場を閉鎖し、中国における年間生産能力を72万台に削減する。
中国が「レアアース」を外交の武器とする戦略の限界を分析。その優位性は技術力ではなく、環境破壊や低賃金という犠牲の上に立つ危ういものだ。西側の供給網再構築が進む中、中国の地政学的脅迫は通用しなくなる
中国の2026年成長目標引き下げの裏側に迫る。不動産不況や人口減少、統計データの不透明さを専門家が鋭く分析。公式発表の「5%成長」という数字と、冷え込む民間経済の乖離から、中国経済の真の実態を浮き彫りにする
中国経済の減速が鮮明となり、外資撤退や民間企業の不振が雇用環境を悪化させている。若者の就職難と低賃金が深刻化し、消費控えも拡大。社会全体に先行き不安が広がるも、打開策は見いだせていない
今回のイラン紛争は世界の他の国々に大きな影響を及ぼした。中国共産党も衝撃を受けている。イラン戦争の長期化に伴い各国の経済的代償が拡大する中、すでに苦境にある中共の経済はさらなる打撃を受けている。