肌を整え、体を内側からケアする伝統の食材たち(Shutterstock)

美容とアンチエイジングの鍵 千年愛される三つの食材

若さを保ちたい、老化を遅らせたいという願いを叶えるために、高価なスキンケアや複雑な美容手術をしなければならないでしょうか?  実際日常の食事に気を掛ければ、同じ効果が期待できます。ここでは、数千年の歴史に効果が裏付けられた三つの食材―クコの実、ナツメ、高麗人参をご紹介します。肌の状態を改善するだけでなく、内側から体を整えることもできます。

昔、宮廷では、摂生(養生)や美容は貴族の生活に不可欠な部分でした。貴族は外見の美しさや服装の華やかさだけでなく、内側に秘める情緒や気血(東洋医学の基本概念で、体のエネルギーと液体のバランスによって生命の活動が成り立つとされる)の整えも欠かせずにケアし、若々しい状態と健康を保てるように心掛けました。クコの実、ナツメ、高麗人参は体調を整え、視力を改善、免疫力を高める効果があるために広く用いられ、特に高麗人参は延命や長寿の貴重な薬材として王室に愛用されました。

クコの実は漢方医学では栄養補給の薬材として重宝され、「長寿の実」とも言われていました。古くから長寿延命、滋養強壮、視力改善の目的で使用され、アンチエイジングや若さを保ちたい人に特にお勧めです。

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