(shutterstock)

米FDA 食品添加料「赤色3号」の使用禁止へ 日本では菓子などに使用 健康リスクが懸念

アメリカ食品医薬品局(FDA)は1月15日、食品や経口薬で使用されてきた合成着色料「赤色3号(エリスロシン)」の使用を禁止すると発表した。この措置は、同着色料に関連する潜在的な健康リスク、とりわけ発がん性への懸念を受けたものだ。

FDAは企業に対し、食品では2027年1月15日、経口薬では2028年1月18日までに赤色3号の使用を中止するよう求めている。

赤色3号は、キャンディーやシリアル、一部の薬品などに鮮やかな赤やピンクの色を付けるために使用されてきた。しかし、FDAが長期間の摂取による健康影響を精査した結果、動物実験で発がん性を指摘していることが明らかになったため、今回の禁止措置に至った。

▶ 続きを読む
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供