写真は、2024年4月23日にフランス東部ストラスブールの欧州議会前で掲げられた欧州諸国の国旗を撮影したもの(FREDERICK FLORIN/AFP via Getty Images)

TikTokとSheinを含む中国6社 データ送信問題で訴訟対象に

1月16日、オーストリアのプライバシー保護団体「None of your business(NOYB、あなたには関係ない)」は、TikTok、Shein、小米(Xiaomi)、WeChat、Temu、AliExpressの6社を対象に、欧州連合(EU)ユーザーのデータを違法に中国共産党(中共)へ提供しているとして提訴を行った。

NOYBは声明で、中国企業を対象とした提訴は今回が初めてだと述べた。同団体はギリシャ、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストリアの5か国で6件の訴えを提出し、規制当局に対してデータ送信の停止を求めるとともに、違反企業に対して世界的収益の最大4%に相当する罰金を科すよう要求している。

NOYBによれば、アリババ傘下の越境ECサイトAliExpress、Shein、TikTok、XiaomiはEUユーザーの個人データを中国に送信していることを認めている。一方、TemuとWeChatはデータを「第三国」に送信しているとされるが、その国は公表されておらず、中国である可能性が高いと指摘している。

▶ 続きを読む
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
EUが対中貿易の見直しへ。中国製品の大量流入と貿易赤字の拡大を受け、欧州委員会は「持続不可能」との認識を示し、産業保護策の強化を検討している
英国や欧州各国の電子パスポートに使われる中核部品を供給する仏企業が、米国の輸出規制対象となった中国資本と関係していることが分かった。英政界や専門家の間では、偽造リスクや供給網の安全性を懸念する声が出ている
ノルウェーで「国内で最も美しく、最も高価な公衆トイレ」として知られる建築作品が、中国共産党によるスパイ活動への利用が懸念されるとして、当局により閉鎖された。
EUのデジタル規制当局は28日、中国発越境EC大手Temuが、プラットフォーム上で販売する違法製品を十分に防止していなかったとして、2億ユーロの制裁金を科すと発表