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静岡県長泉町の「0.24平方メートル」の公園、世界最小に認定

公園には、空気の浄化や環境保護、生態系の保全などの機能があり、人々にとって娯楽や憩いの場となる大切な存在です。また、一部の特色ある公園は、有名な観光スポットにもなっています。最近、日本では、面積わずか0.24平方メートルの公園が「世界最小の公園」としてギネス世界記録(ギネスブック)に認定され、地元の観光業にとって大きなセールスポイントとなっています。

ギネス世界記録のウェブサイトによると、世界中のほとんどの公園は広大な緑地のオープンスペースを備え、美しいベンチに座って景色を楽しむことができます。しかし、日本の静岡県長泉町にある公園は、A3用紙2枚分ほどの大きさしかなく、設置された低いベンチには、大人が1人座るのがやっとの狭さです。

この公園は1988年に創設され、住宅地近くの道路脇に位置し、赤レンガで囲まれています。一辺の長さは約50センチメートル、面積はわずか0.24平方メートルです。公園内には緑の植物と石でできた低いベンチがあり、大人が1人座るのがやっとの広さです。座ると両足は公園の範囲外に出てしまいます。

長泉町は以前から、この公園を「世界最小の公園」と非公式に主張していました。その極端な小ささからメディアにたびたび取り上げられ、地元の人々にとってはちょっとした憩いの場となり、観光客にとっては記念撮影のスポットとして親しまれてきました。

2月25日、長泉町長の池田修氏は認定式でギネス世界記録のスタッフから認定証を受け取り、名実ともに世界最小の公園となりました。

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長泉町建設管理部門の責任者、小山修司氏は、この公園を作った目的は道路上の余剰スペースを十分に活用するためだったと述べています。

彼は、公園の創設前にスタッフの一人が休暇でアメリカを訪れ、当時の記録保持者であったオレゴン州のミル・エンズ公園(Mill Ends Park)を見学したことをきっかけに、さらに小さな公園を作りたいと考えたと語りました。

彼は、コミュニティと共にこの公園を維持し続けるとともに、ソーシャルメディアを活用してさらに魅力的な景観を作り出し、より多くの人々に町の観光スポットを訪れてもらいたいと述べています。

ギネス世界記録の情報によると、ミル・エンズ公園はポートランドにあり、元々は植物が植えられた円形の土地で、面積は0.29平方メートルでした。同市は1976年に正式にこれを公園として認定しました。

一方、世界最大の国立公園は、世界最大の島であるグリーンランドにあり、多くの国の面積を上回る広さを誇ります。

ギネス世界記録の情報によると、グリーンランド北東部にある北東グリーンランド国立公園(Northeast Greenland National Park)は、世界最大の面積を誇る国立公園で、総面積は97.2万平方キロメートルに及びます。この公園は1974年に設立され、1988年に現在の規模まで拡大されました。

この国立公園の大部分は氷に覆われており、ホッキョクグマやジャコウウシ、猛禽類など、多様な保護動植物の生息地となっています。

 

(翻訳編集 正道 勇)

陳俊村