日本にはスパイ防止法が存在せず、スパイ天国と呼ばれている。(Shutterstock)

日本にはスパイ防止法が存在しない その理由と背景と影響と課題

日本には、外国の諜報活動やスパイ行為を直接取り締まる「スパイ防止法」が存在しない。この状況は世界的に見ても珍しく、他国では一般的なスパイ防止法が日本では未だに制定されていない理由には、歴史的・政治的な背景がある。しかし、昨今の日本を取り巻く安全保障リスクの高まりから、同法制定の議論は避けられない状況だ。

戦前の日本には特高警察(特別高等警察)が存在し、国体護持のために共産主義者や社会主義者、無政府主義者、過激な国家主義者などを取り締まっていた歴史がある。この経験からスパイ防止法の制定が「表現の自由」や「報道の自由」を侵害する可能性があるという主張がある。

日本国憲法第21条で保障されている「表現の自由」に抵触するとの批判がある。1985年に自由民主党がスパイ防止法案を提出した際も、マスコミや野党から強い反対を受け、廃案となった経緯がある。

▶ 続きを読む
関連記事
東京都でテスラ「Model Y」を購入する場合、国と都のEV補助金を活用すれば実質負担額は約360万円台まで下がる可能性がある。為替と補助制度を背景に、中国など主要市場を下回る世界最安級の水準となる可能性がある。テスラは標準条件で最大197万円の支援を案内している
神韻芸術団の舞台芸術を紹介する「神韻作品ポスター展」が、10~12月に各地で順次開催される。
警察庁などは、北朝鮮関連のサイバー攻撃集団による偽求人を使った攻撃に注意を呼びかけた。技術者の端末や暗号資産を狙うほか、身元を偽るIT労働者の国内拠点も初めて摘発した
日本政府は購入者の国籍に関する情報を加えた大規模な土地取引の統計を初めて公表した。2025年下半期の外国人・外国法人による届け出は68件で、中国が28件、全体の41.2%を占めて最多だった。
日本政府観光局(JNTO)が発表した2026年8月の訪日外客数(推計値)は309万8900人となり、前年同月比9.6%減少した。7月の344万2100人からは約34万3200人減少した