トランプ政権の送還命令に歯止め 米控訴裁が政権の申し立て却下
米コロンビア特別区連邦控訴裁判所は、トランプ大統領が発出した強制送還命令の差し止めを一時的に解除しようとする政権側の申し立てを却下した。問題となっているのは、敵性外国人法(Alien Enemies Act)を根拠に、ベネズエラのギャングに関与していると疑われる人々の国外退去を可能にする大統領令である。
控訴裁の3人の裁判官のうち、カレン・ヘンダーソン判事とパトリシア・ミレット判事が差し止め継続を支持。ジャスティン・ウォーカー判事はこれに反対し、政権寄りの立場を示した。
ミレット判事は、「裁判所がこの段階で介入すべき法的根拠はなく、原告たちをすぐに送還すれば、法的救済を受ける機会そのものが失われかねない」と述べ、政府の主張に強い懸念を示した。また、「政府は憲法に定められた適正手続きの原則を軽視している」と指摘した。
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