2025年3月4日、トランプ米大統領が上下両院合同会議で演説する中、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官が挨拶している(Kayla Bartkowski/Getty Images)

全米で加速する人工添加物規制 各州が相次ぎ法整備へ

アメリカ各地で、食品に使用されている人工着色料や保存料を禁止する法案の動きが加速している。健康運動を推進する団体や一部の議員らは、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官のスローガン「アメリカを再び健康にする」を掲げ、規制強化を訴えた。

食品安全団体環境ワーキンググループによれば、2025年の最初の3か月間だけで、全米20州で約40本の関連法案が提出されたと言う。

中でも動きが早かったのは、カリフォルニア州で、2023年10月に「赤色3号」の使用を州内で禁止したほか、同年8月には、学校給食から6種の着色料を除外する法案も可決されていた。バージニア州も2025年3月に同様の措置を採択した。

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