市場揺れる中 富豪ビール氏「関税こそ唯一の道」
著名投資家ビル・アックマン氏が新たな関税に対し一時停止を求める中、銀行家で億万長者のアンディ・ビール氏は、トランプ前大統領による強硬な関税政策を「唯一の道」と支持した。ビール氏はインタビューで「今こそアメリカ経済を正す機会」と語り、金融市場の動揺を伴っても改革を進めるべきだと主張した。一方、アックマン氏は翌日、関税自体には賛成の立場であることをSNSで強調し、交渉のための猶予期間を求めている。
ビール氏は経済メディア「MarketWatch」のインタビューで、トランプ氏の関税政策について「各国を交渉の場に引き戻し、公正な自由貿易を実現し、アメリカの国際経済的地位を再構築するための手段だ」と語った。その上で「好機は今しかない。もう待てない」と強調した。
「ビル・アックマンは間違っている。もう一度90日間の猶予期間を設ける必要などない。私たちは長年、幻想の中で生きてきた」とビール氏は断言した。
関連記事
AIやデータセンター、そして都市部での電力需要が急増するなか、米国は1兆ドルという巨額を投じて送電網の立て直しを急いでいる。しかし、老朽化のスピードと需要の拡大があまりに速く、この「再構築レース」で後手に回っているのが実情だ
破産件数は増加傾向にあるものの、雇用や企業活動などの他の経済指標は、まちまち、あるいは肯定的な兆しを見せている
原油価格は1バレル100ドルを超え、ガソリン価格は4年ぶりの高値水準にある
4月29日、米FRBは4月の金融政策会合で、政策金利を据え置くことを決めた。政策金利の誘導目標は、3.5〜3.75%に維持された
イラン戦争の長期化を受け、湾岸諸国やアジアの同盟国が米国に通貨スワップを要請した。経済不安やドル不足への懸念が広がる中、この動きが「ドルの覇権」や各国の金融安定にどう影響するか、専門家の分析を交え解説する