中国東部の江蘇省太倉市にある港で、自動車が輸出のために積み込まれるのを待っている。(STRINGER/AFP via Getty Images)

多方面で火花散る 米中関税の激闘

米中貿易戦争は新たな局面に突入し、トランプ政権は対中関税を145%へ引き上げ、中国も125%で応じた。関税政策に加えて、地政学的な対立や企業制裁が複雑に絡み、世界経済への影響が一層深刻になった。本稿では、両国間の新動向とその背景について詳述しよう。

中国共産党(中共)は当初、イーロン・マスク氏を利用して、アメリカ企業に圧力をかける策を講じたが、その試みは不発に終わった。むしろ、アメリカ企業界は反発を強め、ナスダックでは「中資企業を排除せよ」との声が強まった。

さらに、トランプ氏の最新の行動も見逃せない。アメリカ軍は、パナマ運河への再展開を開始し、アメリカ国防長官はパナマ政府が、中共の排除を望んでいると公言した。また、中共は、秘密会議において、アメリカのインフラに対するハッキング作戦を指示したと報じられている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の王毅外相が全人代会見で米国の「拳は硬い」と認め、中共のイラン支援力不足を露呈。米中関係で台湾に触れず、日中でも高市氏を名指しせずトーンダウン。外交の脆弱さが浮き彫りに​
中国外交部の台湾高官訪日に対する非難の裏には、日本の沖縄主権を脅かす「三戦」の罠が潜んでいる。表面的な恫喝に怯むことなく、毅然とした対抗措置と国際社会への情報発信の重要性を説くオピニオン記事
王毅外相の会見の裏に潜む中国の「三戦(法律戦・心理戦・世論戦)」の真の狙いが、日本の自衛権制約と沖縄の主権剥奪にあることを暴き、日本が取るべき対抗戦略を提言するオピニオン記事
トランプ政権の対外政策を国際法の本質から読み解く。国家主権よりも「人権」を優先する国際法の真意を解説し、中国共産党による国連浸透の実態を告発。独裁政権への強硬姿勢が、真の国際秩序を守る道であることを説く
米軍のイラン空爆で中共製防空システムが機能不全に。ベネズエラやパキスタンでも失敗続き。一帯一路パートナーの脆弱さが露呈し、中共の戦略的孤立が深まる。専門家判断の誤りも最高指導部の問題を示唆