イギリス唯一の高炉が止まる危機 政府が中国系企業から操業権を接収へ
イギリス政府は4月12日、緊急立法を実施し、中国の敬業集団(Jingye Group)が所有するブリティッシュ・スチール(British Steel)社の日常的な運営権を接収した。この措置は、同社がイングランド北部スケンソープに保有する、国内で唯一、原材料から製鉄が可能な2基の高炉の操業停止を防ぐために講じられたものであり、国家の戦略的製造能力を守るための重要な対応と位置づけられている。
同日、スターマー英首相は、異例にもイースター休暇中に議会を召集した。これは、第二次世界大戦以降、イースター休暇中に議会が開催されたのはわずか6回目である。法案は与党および一部野党の支持を受け、上下両院を迅速に通過し、チャールズ国王の裁可を得て法制化した。
新法に基づき、レイノルズビジネス・貿易大臣に、企業の運営全般を指導する権限を付与した。政府はこれにより、約3千人の労働者の給与支払いを確保するとともに、高炉の操業に必要な鉄鉱石ペレットやコークス炭(製鉄用の高温燃料)などの原材料調達を継続する方針である。
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