中国共産党 新型コロナ流行を早期把握か 米国防総省報告書が示す隠蔽疑惑

アメリカの国防総省の新たな報告書により、中国共産党(中共)が新型コロナウイルスの流行を早期に把握していた可能性や、情報隠蔽の疑いが再び注目を集めた。武漢で開催された世界軍人運動会や、その直前の感染訓練、李文亮医師の内部告発など、公式発表前からのウイルス拡大を示唆する複数の事実が明らかになった。

報告書によれば、2019年10月に武漢で開催された「第7回世界軍人運動会」に先立ち、武漢天河空港では、新型コロナウイルス感染者の発見と処理を想定した緊急対応訓練が実施された。この訓練では、感染例の確認から隔離・検査、患者搬送、衛生処理に至るまで、実戦形式での全過程をシミュレーションしたと言う。

2019年10月18日、武漢で第7回世界軍人運動会が開幕し、10日間にわたり競技が行われた。109か国から9,308人の軍人が参加し、過去最大規模の国際軍事スポーツイベントとなった。

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