4月15日、ネット上で中国四川省成都市の高架橋に反中共の横断幕が掲げられ、「人民は制約を受けない権力を持つ政党を必要としない」と直接訴える内容だった。(ネット画像)

中国 反中共スローガンの横断幕が約3時間掲示 中共上層部に衝撃

4月15日、中国四川省成都にある高架橋で、反中共スローガンを掲げた横断幕が約3時間にわたり存在し続けた。警察の対応の遅れが、体制内部の危機や不満を浮き彫りにした。

中国共産党(中共)は近年、統制を強化し、街頭監視を全国に張り巡らせてきたが、成都の繁華街で、三つの巨大な反中共スローガンが掲示され異例の事態が発生した。目撃者によれば、警察の初動対応が極めて遅く、この事態により北京の最高指導部は動揺し、党内に多数の「裏表のある人物」が存在するとの疑念が高まった。現在、中央規律検査委員会および国家安全部が調査を主導し、本来の管轄機関である警察部門は、関与を排除されたと言う。

オーストラリア在住の法学者・袁紅氷氏は、体制内部の消息筋の話として、横断幕は、約3時間後に撤去したと説明したが、中共上層が最も警戒したのは、スローガンの内容そのものよりも、社会安定維持体制が機能不全に陥っている実態であると言う。

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