ディグビー・マクドナルド氏(Bay Area Innovators提供)
「気温が先に上昇し、その後にCO₂が増える」

核科学者マクドナルド氏 地球温暖化の主因はCO₂ではない

核科学者のディグビー・マクドナルド氏は、地球温暖化の主な原因が二酸化炭素(CO₂)ではないとの見解を示した。同氏は英語大紀元の番組「Bay Area Innovators」に出演し、「気温が先に上昇し、その後にCO₂が増加する」と主張した。

マクドナルド氏は、炭酸飲料を例に挙げて説明。気温が上がると飲料内の二酸化炭素が放出されやすくなり、炭酸が抜けやすくなると述べ、「だからこそビールを冷蔵庫に入れる。炭酸を保ちたければ冷やす必要がある」と語った。

気候変動の要因として、同氏は、地球が太陽の周囲を楕円軌道で公転する際に生じる軌道の規則的な変化「ミランコビッチ・サイクル」を挙げ、約10万年ごとに変化するとされ、軌道が最も楕円になると、地球が受ける太陽エネルギーが減少し、氷河期が訪れると言う。また、地球の自転軸のふらつき(歳差運動)や太陽黒点の活動も、気候に影響を与える主な原因として挙げた。

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