米高騰と国産米不足 輸入米拡大の現状【2025年最新】
流通大手のイオンは5月13日、米国・カリフォルニア産のカルローズ米を100%使用した新商品「かろやか」を発売すると発表した。6月6日から、都市部の店舗を中心に順次展開。コメの価格高騰や品薄感に対応する。
2024年夏以降、日本の米市場はかつてない混乱に見舞われている。猛暑や台風による不作、円安・資材高騰など複合的な要因が重なり、2025年春を迎えてもなお、国産米の高騰と品薄状態が続く。家計を直撃するこの「令和の米騒動」の出口は見えず、消費者の不安が広がる中、店頭ではカリフォルニア米や台湾米といった外国産米の流通が急速に拡大している。現場の実態と今後の展望を、輸入米の動向を中心に追った。
2025年3月時点で、東京都区部のうるち米(コシヒカリ以外)の5kg小売価格は4239円と、わずか1年で2倍近くに跳ね上がった。総務省の消費者物価指数でも、米類は前年同月比+70.9%と主食群で突出した上昇を示している。卸売市場のスポット取引では、関東銘柄米の1俵あたり価格が前年の3倍近くに達し、家庭の年間負担増は2万円を超える計算だ。こうした高騰の背景には、2023〜24年の異常気象による収穫量減少、コロナ禍明けの需要回復、資材・肥料・人件費の上昇などが複雑に絡み合っている。
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