2012年4月25日は、行方不明のパンチェン・ラマ11世、ゲンドゥン・チョーキ・ニマ(Gedhun Choekyi Nyima)の23歳の誕生日で、南カリフォルニアに住むチベット人たちはロサンゼルスの中国領事館前で彼を記念した。(撮影:劉菲/大紀元)

パンチェン・ラマ強制失踪30年 米国務長官ルビオ氏が中共政府に即時釈放を要求

5月17日、チベット仏教の高位指導者であるパンチェン・ラマ11世・ゲンドゥン・チョーキ・ニマ氏が、中国共産党(中共)当局によって強制失踪させられてから30年の節目を迎えた。彼はわずか6歳の時、ダライ・ラマ14世によって転生者と認定された直後、家族と共に中共当局に連れ去られ、以来消息は一切不明となった。

5月18日、アメリカ国務長官のルビオ氏は書面声明を発表し「今年はゲンドゥン・チョーキ・ニマ氏失踪30周年である。中共当局は、彼とその家族を即時釈放し、宗教信仰を理由としたチベット人への迫害を直ちにやめるべきだ」と強く訴えた。

公開情報によれば、パンチェン・ラマ10世が1989年に逝去。その後、1995年5月14日に当時6歳のゲンドゥン・チョーキ・ニマ氏をパンチェン・ラマ11世と認定したが、わずか3日後に中共当局が彼を連行し、以降消息は途絶えた。同年、中共政府は、エルデニ・チョーキ・ジェブを「中国公認のパンチェン・ラマ11世」と発表したが、亡命政府や海外チベット人からは「漢班禅(ハン・パンチェン・ラマ)傀儡(かいらい)」と呼ばれ、中共の操り人形と見なされた。

▶ 続きを読む
関連記事
ネパール大洪水の被害を拡大させたのは気候変動ではなく、それを恐れるあまり地質学的に脆い渓谷へダムや作業員を過密に投入した性急な再エネ開発だった。気候対策の暴走が生んだ人災の側面を鋭く告発する論評
中共軍で幹部の調査や処分が相次いでいる。第14期全人代では軍・武警部隊の代表46人が罷免され、軍隊選挙委員会も発足時の11人中9人が調査や処分の対象となった
中共江蘇省当局は民間組織12団体を取り締まり、このうち7団体が緊急救援組織だった。関係者は、民間救援隊が被災地の実態を外部に伝えることを中共当局が警戒していると指摘する
スウェーデン出身の半導体研究者ヘンリー・ホマユン・ラダムソン氏が中国・上海で死去した。63歳。2016年に中共の「千人計画」に参加し、中国科学院などで半導体材料の研究に携わっていた
中共の高級将校の失脚が相次いでいる。第14期全人代代表を罷免された軍高官は3年間で46人に上り、上将22人、中将18人、少将6人に及ぶ