2025年1月29日、ワシントンのキャピトル・ヒルにある上院財政委員会で証言するロバート・F・ケネディ・ジュニア氏(Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

ケネディ米保健福祉長官 WHO脱退を各国に呼び掛け 新たな国際保健機関の設立も提案

アメリカのロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉は5月20日、スイス・ジュネーブで開かれた世界保健機関(WHO)の年次総会にビデオメッセージを寄せ、WHOが官僚主義の肥大や機能不全に陥っていると強く批判した。その上で、アメリカのWHO脱退を「警鐘」として受け止めるよう各国に呼び掛け、同様の立場を取る国々と連携し、新たな国際保健機関の設立も視野に入れていることを明らかにした。

ケネディ長官はメッセージの中で、WHOが中国や製薬業界、ジェンダーイデオロギーから過度な影響を受けていると指摘し、「官僚主義の膨張や固定観念、利益相反、国際的な権力闘争に陥っている」と非難した。また、「アメリカがWHOから脱退する決断をしたのは、透明性や説明責任を果たすことができていない現状を重く見たためだ」と説明した。

さらにケネディ長官は、「われわれはすでに同じ考えを持つ国々と連絡を取り合っており、他の国々にもわれわれに加わることを検討するよう促している」と述べ、アメリカの脱退に同調する動きを各国に求めた。また、「機能不全に陥ったWHOに依存する必要はない。効率的で透明性があり、説明責任を果たす新たな機関を設立するか、既存の国際機関を見直すべきだ」と訴えた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領は住宅コスト削減のため、2千億ドルの住宅ローン担保証券購入を指示。50年ローンや投資家による購入禁止など、住宅を手頃な価格にするための大規模な改革案を推進
トランプ大統領は、北極圏でのロシアや中国の脅威を理由にグリーンランド取得への意欲を再表明した。武力行使の選択肢も排除しない構えを見せており、デンマークやNATO同盟国からは強い反発が起きている
米ホワイトハウスは1月7日、トランプ政権が「米国の利益に合わない」と判断した66の国際機関や国際的な枠組みから離脱したと発表した。国連関連を含む広範な組織が対象
米トランプ政権は、外国から米大学への資金提供を公開する新ポータルを開設した。カタールや中国が数十億ドル規模で上位に並び、学術分野を通じた対外宣伝や影響力行使への警戒が強まる
「グリーンランドのいたる所がロシアや中国の船で埋め尽くされている。国家安全保障の観点から、我々にはグリーンランドが必要だ」とトランプ氏は述べた