ケネディ米保健福祉長官 WHO脱退を各国に呼び掛け 新たな国際保健機関の設立も提案
アメリカのロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉は5月20日、スイス・ジュネーブで開かれた世界保健機関(WHO)の年次総会にビデオメッセージを寄せ、WHOが官僚主義の肥大や機能不全に陥っていると強く批判した。その上で、アメリカのWHO脱退を「警鐘」として受け止めるよう各国に呼び掛け、同様の立場を取る国々と連携し、新たな国際保健機関の設立も視野に入れていることを明らかにした。
ケネディ長官はメッセージの中で、WHOが中国や製薬業界、ジェンダーイデオロギーから過度な影響を受けていると指摘し、「官僚主義の膨張や固定観念、利益相反、国際的な権力闘争に陥っている」と非難した。また、「アメリカがWHOから脱退する決断をしたのは、透明性や説明責任を果たすことができていない現状を重く見たためだ」と説明した。
さらにケネディ長官は、「われわれはすでに同じ考えを持つ国々と連絡を取り合っており、他の国々にもわれわれに加わることを検討するよう促している」と述べ、アメリカの脱退に同調する動きを各国に求めた。また、「機能不全に陥ったWHOに依存する必要はない。効率的で透明性があり、説明責任を果たす新たな機関を設立するか、既存の国際機関を見直すべきだ」と訴えた。
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