プーチン氏は和平交渉を遅延、攻撃準備か 米議員が警告
アメリカの2人の上院議員は6月1日、ロシアのプーチン大統領が和平交渉を意図的に遅らせ、その間に新たな軍事攻勢の準備を進めていると警告した。両氏はウクライナを訪問後、ロシア産エネルギーを購入している中国共産党(中共)およびインドを対象とした「二次制裁法案」の審議に上院が着手する方針も明らかにした。
米政治メディア「ポリティコ」によれば、共和党のリンゼー・グラム議員と民主党のリチャード・ブルーメンソール議員は、ウクライナでゼレンスキー大統領と会談し、ロシアの戦争遂行能力を削ぐためには厳格な制裁措置が必要だと訴えた。
ウクライナの国営通信社、ウクルインフォルムによると、5月30日の現地訪問の際、両議員は停戦交渉が進展していない現状を踏まえ、米上院が「来週にも行動を開始する可能性がある」と述べ、対ロ制裁法案の審議に入る見通しを示した。
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