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古米も絶品に!

備蓄米をおいしく食べるテク! ちょっとした工夫でふっくら味わい深いお米に!

「備蓄米って、ちょっと匂いが気になる…」「炊いてもパサパサしてイマイチ」そんな声、よく聞きます。

実は、長期保存によって生じる水分不足と酸化が原因です。脂質が酸化して「ヘキサナール」という成分が出て、古米独特の油っぽいニオイがしてしまうようです。

しかしちょっとした工夫を加えれば、新米と同等とは言えないかもしれませんが、それになりにおいしく仕上がることをご存知ですか? この記事では備蓄米をおいしく食べるための簡単テクをご紹介します。
 

まずは炊く前に!やっておきたいひと手間

しっかり浸水、水加減は多めに

乾燥している備蓄米は、炊く前にしっかり水を吸わせるのがポイント。30分〜1時間ほど水に浸けておくと、ふっくら炊き上がります。また炊飯時の水加減をやや多めにするのもよいようです。

(Shutterstock)

 

炊飯時にプラスするとさらにおいしく! キッチンにあるオススメの「ひとさじ」

■はちみつ(2合に小さじ1)

保湿効果でバサバサしていたのがしっとり! 気になる匂いもカバーしてくれます。はちみつと聞いて甘いのでは? と思う人がいるかもしれませんが、ほんのり甘さが増す程度です。

■日本酒(2合に大さじ1)

お米の甘みを引き出し、上品な香りに。ただ香りには好き嫌いがでるかもしれません。

■みりん(2合に大さじ1)

ほんのり甘く、炊き上がりにツヤ感がでます。見た目も味もアップします。これも香りに好き嫌いがでるかもしれません。

■サラダ油 or ごま油(小さじ1)

お米がコーティングされてもちもちに!  ごま油なら香ばしさもプラス。ただ少し油っぽくなります。
 

さらにおいしく! 古米に合うメニュー

これまで上げた方法で、それなりに美味しくなったお米。今度は調理で美味しくしてみましょう。古米でも美味しく食べれるメニューはなんでしょうか?

■炊き込みご飯

古米は水分が少なく味が染みやすいうえ、粘りが少なくべたつきにくいため、炊き込みご飯に適しています。新米より風味が控えめで具材やだしの味を引き立てる点もグッド。

■チャーハンやケチャップご飯

古米は水分が少なく、炒めてもべたつかずパラっと仕上がるため、新米よりチャーハンやケチャップご飯に適しています。調味料がよく染み込み、味つけがなじみやすいのも特徴。風味が控えめで濃い味付けとも相性がよく、これも古米が美味しく食べられるオススメの方法です。

■リゾットや雑炊

水分を吸いやすい古米は、だしやブイヨンの味がよく染み込みます。ただし、炊きすぎると崩れやすいため、火加減には注意が必要です。

(Shutterstock)

古米は「味を染み込ませる」「炒めて水分を飛ばす」「濃い味と合わせる」料理と特に相性が良いです。上手に活用すれば、ちょっとクセのある備蓄米も、ほんの少しの工夫とアレンジで、驚くほど美味しく生まれ変わります。ぜひ試してみて下さいね。