(エポックタイムズ、shutterstock)
感情と病気の関係

感情は私たちを病気にするのか?

私たちは、自分の感情がどのように体に影響を与えているかについて、深く考えることはあまりありません。もし「感情が体に現れることはない」と思っているなら、最後に本気で怒ったときを思い出してみてください。心臓がバクバクしたり、あごを食いしばったり、顔が赤くなって汗をかいたりしたかもしれません。怒りによるエネルギーが急激に湧き上がり、思わず口に出すのをためらうような言葉が出そうになった経験があるかもしれません。

感情の反応は、確かに身体に影響を及ぼします。

科学的思考が支配する現代社会では、身体と感情はしばしば別のものとして捉えられがちです。しかし、多くの古代文化――そしてそこから発展した医療体系――では、両者の深い結びつきが認識されていました。彼らは、感情が身体に強く作用し、健康状態を好転させることもあれば、悪化させることもあると理解していたのです。

▶ 続きを読む
関連記事
冬は気分の落ち込みや筋骨の弱りを感じやすい季節。チンゲン菜・しいたけ・厚揚げを組み合わせ、肝の滞りをほどき腎を養う冬向きの養生料理を紹介します。
現代科学と中医学の知恵をつなぎ、ポリフェノールが炎症や老化にどう働くのかをわかりやすく解説。お茶や果物が「巡り」を整える理由が腑に落ちる一読の価値ある内容です。
冬は血管が最も詰まりやすい季節。中医学では「寒すれば血は凝る」とされ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。そんな冬の心脈を守る鍵が、りんごとサンザシ。自然の力で「温めて通す」養生法を紹介します。
胸痛は狭心症や心筋梗塞の前兆で、放置すれば命にかかわります。血栓を防ぐ薬膳2選と、心臓を守る4つの習慣を紹介。胸の痛みや息切れなどのサインを見逃さないことが重要です。
腎を補う前に――まず胃腸を整える 冬は「水の季節」とされ、体の中では「腎」に関係が深い時期です。ですから冬にな […]