免疫と脂質の新常識
コレステロールが体内のがん免疫力を高める可能性
コレステロールは、免疫システムが腫瘍を標的にして攻撃する能力を高める可能性があります。
ニューヨーク市にあるマウントサイナイ医科大学アイカーン医学部の最新の研究によると、コレステロールは、がんを認識して攻撃する免疫細胞である「樹状細胞」の機能において、重要な役割を果たしていることがわかりました。
樹状細胞は体内の「斥候(せっこう)」のような役割を持ち、がん細胞などの脅威を察知して免疫システムに警告を送ります。そのためには細胞が成熟し、他の免疫細胞と連携する必要がありますが、この過程にコレステロールが欠かせません。
関連記事
健康や若々しさを意識して、ビタミンB3関連サプリを取り入れる人が増えています。しかし新たな研究では、NMNなどの成分が膵臓がん細胞を助け、化学療法の効果に影響する可能性が示されました。
「年を取ると役目を終える」と考えられてきた胸腺。しかし最新研究で、この小さな臓器が寿命や免疫、がん治療の効果に深く関わる可能性が見えてきました。健康寿命を左右する驚きの新常識を解説します。
「肉はがんに悪い」は本当なのか――。最新研究から見えてきたのは、“肉そのもの”より調理法や加工の影響でした。健康的に肉を楽しむための意外なポイントを解説します。
がんは偶然ではなく「積み重ね」で起きる——その仕組みと、日常習慣でリスクを抑えるための具体的なヒントをわかりやすく解説します。
がん治療に新たな可能性――改造した細菌が腫瘍の内部で増殖し、がんを内側から分解するという研究が進んでいます。無酸素環境を利用した革新的な治療法とは何か。最先端の合成生物学が切り開く新しいがん治療の可能性を紹介します。