免疫と脂質の新常識
コレステロールが体内のがん免疫力を高める可能性
コレステロールは、免疫システムが腫瘍を標的にして攻撃する能力を高める可能性があります。
ニューヨーク市にあるマウントサイナイ医科大学アイカーン医学部の最新の研究によると、コレステロールは、がんを認識して攻撃する免疫細胞である「樹状細胞」の機能において、重要な役割を果たしていることがわかりました。
樹状細胞は体内の「斥候(せっこう)」のような役割を持ち、がん細胞などの脅威を察知して免疫システムに警告を送ります。そのためには細胞が成熟し、他の免疫細胞と連携する必要がありますが、この過程にコレステロールが欠かせません。
関連記事
口内の微生物が膵臓がんリスクを左右する――大規模研究で明らかに。唾液検査の可能性や歯周病との意外な関係を解説し、今日からできる口腔ケアと予防のヒントまで示す、今知っておきたい注目記事。
がんは「どこにできたか」より「どんな遺伝子異常か」で治療が変わる時代へ。がん種横断治療の考え方と代表マーカー、限界点を整理します。
1日5,000歩から、13種類のがんリスクが下がり始める──8万人超を追跡した最新研究が示す“歩くこと”の力。速さより歩数、日常に取り入れやすい予防法とは?
大腸がんは「いつ治癒といえるのか」。3万5,000人超のデータから、手術後6年で再発率が0.5%未満になる重要な節目が判明。長年の不安に明確な指標を与える最新研究の意義を分かりやすく紹介します。
更年期以降、腸内細菌叢の変化が炎症やホルモン代謝に影響し、乳がんなど一部のがんリスクに関係する可能性があります。腸の乱れとがんの関連、改善策を解説します。