ホワイトマン空軍基地のB-2スピリットステルス爆撃機。Bennie J. Davis/USAF via Getty Images

イスラエルがイランの核施設攻撃に米国製バンカーバスター爆弾を必要とする理由

ドナルド・トランプ米大統領は、イスラエルが現在進めているイランの核濃縮能力破壊作戦を支援するため、軍事力の行使を検討している。トランプ氏は中東で拡大する紛争に米軍を関与させたくない意向を示しているが、イスラエルにはイランの地下深くにある一部の核施設を直接破壊する軍事能力がない。

イランのフォルドゥ核濃縮施設は地下深くに位置しており、これを確実に破壊するには、標的に到達する前に土壌やコンクリート構造物を貫通できる「バンカーバスター」爆弾が必要である。しかし、フォルドゥの施設に到達できる兵器は、米軍が独占保有する米国製の精密兵器のみと考えられる。したがって、イスラエルが地上部隊をフォルドゥに投入せずにイランの核施設を完全に破壊するには、米国の支援が不可欠となる。

フォルドゥはイランで2番目に大きい核施設であり、首都テヘランから南西約60マイルに位置する。この施設には、核燃料生産に不可欠な高度なウラン遠心分離機カスケードが設置されている。多くのアナリストは、イラン政権が核弾頭開発の秘密裏の試みを隠蔽する場所として、フォルドゥが利用されているのではないかと長年疑ってきた。

▶ 続きを読む
関連記事
米国とイランの交渉が依然として合意に至らない中、トランプ政権がイランへの圧力強化として極超音速ミサイルの配備を […]
ルビオ米国務長官は、イラン政権内部の深刻な分裂が米イラン合意の最大の障害だと指摘。ホルムズ海峡を「経済的核兵器」として利用する動きにも警告し、制裁強化の可能性に言及した。
米国がイランへの制裁を強化。石油輸出封鎖や企業制裁の影響は中国企業や銀行にも波及の可能性。5月の米中首脳会談を前に、対中圧力としての意味合いも注目される。
トランプ米大統領は、イランが石油輸出を断たれたことで、石油パイプラインの圧力が限界に近づき、いつ破裂してもおかしくない状態にあると指摘した。ルビオ国務長官は「米国は、イランがホルムズ海峡を交渉材料にする行為を容認しない」と表明
アラブ首長国連邦(UAE)は4月28日、5月1日付で石油輸出国機構(OPEC)とOPECプラスから脱退すると発表した