イラン外相「レバノン撤退が停戦の条件」

2026/06/06 更新: 2026/06/06

イランの外相は、同盟関係にあるレバノンのヒズボラへの支持を再確認し、イスラエルがレバノン南部から撤退しなければ、米国との広範な戦争は終結し得ないと述べた。

イランのアッバス・アラグチ外相は木曜夜、レバノンの放送局アル・マヤディーンに対し、「レバノンでの戦いが終わらない限り、この戦争(米イラン間の戦争)が終結することはない」と語った。

米国とイランの衝突が始まって以来、イスラエル軍とレバノンを拠点とするテロ組織ヒズボラは互いに攻撃を仕掛け合っており、イスラエル軍はレバノン南部にも進攻している。

「レバノンにおける戦争の終結は、イスラエル軍が占領した地域からの撤退を伴わなければならない」とアラグチ外相は述べた。

外相のこの発言は、時に不安定な停戦状態のなかで1ヶ月以上続いているテヘラン(イラン政府)とワシントン(米国政府)の交渉の最中になされた。

ヒズボラとイスラエルの間の直近の戦闘は、米国とイスラエルがイランに対して攻撃を開始した2日後の3月初旬に勃発した。ヒズボラは、自らの行動はテヘランを支援するものだと述べていた。

イスラエルはレバノン南部への攻撃を維持しており、同国での作戦を停止することも、軍を撤退させることもないと言明している。一方、ヒズボラは金曜日、レバノン南部でイスラエル軍に対して2件の攻撃を実施したと発表した。

アラグチ外相の発言とは別に、イランのイスラム革命防衛隊も木曜、国営タスニム通信を通じてイスラエルにレバノンでの攻撃停止を求めた。これは、イスラエル軍の撤退を要求する外相の発言と同調するものだ。

木曜の夕方、米国のトランプ大統領はオーバル・オフィス(大統領執務室)で記者団に対し、イスラエルとヒズボラの衝突を終わらせるための進展が見られると信じている、と語った。

トランプ大統領は「それは長い間続いてきた。何年も何年も、48年間だ。私は『さあ、これを解決しよう。どれくらい続いているんだ?』と言い、彼らは『48年間です』と答えた。私は『それは長い時間だ。そう簡単ではないな』と言ったのだ」と述べた。

イラン海軍はタスニム通信を通じて、オマーン湾でアメリカの艦船に向けて警告射撃を行い、艦船を退避させたと主張した。この主張は、米中央軍(CENTCOM)によってSNS上ですぐに否定された。

イラン海軍は「敵の艦船との距離や使用されたミサイルの射程が広がったとしても、必要が生じれば、我が軍(イラン海軍)はより射程の長いミサイルを投入する」と述べた。

米中央軍は、「イラン海軍の部隊は米海軍の駆逐艦を攻撃も、それに向けて発砲もしていない」とし、「そうした行為は、4月に発表され、少なくとも2度延長された両国間の停戦に対する重大な違反となる」と投稿した。また、「米軍は、現在も継続しているイランへの封鎖を完全に実施しつつ、地域の海域で引き続き自由に行動している」と付け加えた。

米国とイランの政府は、敵対行為を停止するための合意形成に向けて、主に間接的な交渉を行ってきた。アラグチ外相は今週初め、交渉はまだ進行中であると述べた。一方、トランプ大統領も今週初め、テヘランがホワイトハウスとの通信を断絶したという主張を否定した。

ニューヨークを拠点とするエポック タイムズの速報記者。
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