爆買いの勢いはどこに
“熱狂”は戻らず 「618商戦」に見る中国消費の変化
かつて「爆買いの祭典」と呼ばれた中国の「618商戦」。
日本の「楽天スーパーセール」や「Amazonプライムデー」に相当するこのECセールは、今年史上最長の39日間に拡大され、取引総額は前年比15.2%増の8556億元(約17兆円)と過去最高を記録した。
だが、現場の熱気は明らかに冷めていた。かつては爆発的な売上を牽引していたライブ配信の熱気は失われ、人気配信者の登場は激減し、ライブ配信の視聴数も低迷。物流現場にも静けさが広がっており、「今年は残業はほとんどなかった」と語る配達員も多い。
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