中国共産党の「古い友人」とされるイラン最高指導者ハメネイは、すでに恐怖にとらわれている状態にある。(Majid Saeedi/Getty Images)

中国共産党の「古い友人」が次々と崩壊 独裁者支援外交の終焉

中国共産党が支援してきた独裁者や反米勢力の「古い友人」たちが次々と失脚した。アサド、ハマス、ハシナ、ハメネイ体制の崩壊事例から、中共外交のイデオロギー偏重による限界とその影響を読み解く。

近年、中国共産党(中共)は、アメリカとの覇権争いにおいて、アメリカが敵視する独裁者やテロ組織の指導者、あるいは独裁志向の強い政治家を積極的に支援してきた。これらの「友人」たちは、中共のグローバル戦略を後押しし、アメリカの力を分散する存在として機能すると中共は期待していた。

しかし、現実は中共の思惑通りに進まず、支援を受けた「古い友人」たちは次々に倒れていった。以下に四つの事例を挙げる。

▶ 続きを読む
関連記事
米国と欧州連合(EU)が中国に関税を課すなか、中国共産党政権は新たな輸出市場を模索することになる
米国はイラン戦争でミサイル備蓄の約3分の1を消耗。補充に数年を要し、日本・台湾の対中抑止に影響する可能性が指摘される
ロシア軍は戦車約1万2千両を失い、T-90Mも撃破されるなど装甲戦力が深刻に消耗。ドローンと対戦車兵器の普及により戦術は大きく変化し、戦車の役割そのものが再考を迫られている
中国による海外オンライン証券への規制強化は、香港市場の流動性を奪い、投資家の資本逃避をさらに加速させる恐れがある。インサイダーリスクや、暗号資産・大手銀行への資産避難など、広がるチャイナリスクを解説
経済・軍事・資源・技術の各分野で米国が優位に立ち、中国共産党は依然として対抗困難とする論考。人口規模や成長神話の裏にある構造的弱点を指摘する