ポルトガル、移民の急増を受け国籍取得のハードルを引き上げ。(陸霞客/大紀元)

ポルトガル 移民政策大幅見直し 居住年数要件を5年から10年に倍増へ

ポルトガルの中道右派の少数政権は、右翼政党からの圧力を受け、2025年6月23日(月)に移民政策の見直し強化を発表した。主な内容は、外国人がポルトガル国籍を申請するために必要な合法居住年数を、現行の5年から10年に倍増させるというものである。

アントニオ・レイタン・アマロ内閣府大臣によれば、居住年数の延長に加えて、合法移民の家族に対する在留許可の発給手続きを厳格化するほか、重大犯罪を犯した帰化市民の国籍を剥奪できる新たな条項も盛り込む方針である。

ロイター通信によれば、ポルトガルの人口は約1050万人であり、近年移民の増加が顕著である。移民政策の見直しは、2025年5月の総選挙における主要争点の一つとなっていた。選挙では、反移民を掲げる右翼政党「チェガ(Chega)」が議席を伸ばし、議会最大の野党に躍進している。

▶ 続きを読む
関連記事
スウェーデン政府は、重要金属とレアアースの採掘を国家安全保障上の重要分野に位置付けた。中国への重要鉱物依存を減らすため、鉱山開発の許認可迅速化や投資拡大を進める
鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールの国有化をめぐり、敬業集団は全額賠償を要求している。英政府は賠償額がゼロとなる可能性も示しており、同社の資金調達や経営手法をめぐる問題を改めて注目している
欧州委員会は、中国EC大手の京東によるドイツ家電量販大手Ceconomy買収計画に異議告知書を送付した。外国補助によりEU市場の競争がゆがめられることが焦点となっている
EUは中国共産党の補助金や為替政策など非市場手段に直面し、従来の自由貿易ルールでは対応困難との指摘。ドイツの政策転換を背景に、対中貿易戦略の再構築が急務となっている
フランスの国民議会は7月21日、15歳未満のSNS利用を原則禁止する法案を可決した。欧州でこうした年齢制限を制度として導入するのは初めてで、子供の精神面への悪影響や依存の広がりを抑える狙いがある