2025年6月24日、テヘランのミラドタワーを背景に幹線道路を走る車(Atta Kenare/AFP via Getty Images)

イラン核施設への空爆は「完全な壊滅」 米特使と報道官が成功強調

6月24日、アメリカのスティーブ・ウィトコフ中東担当特使は、FOXニュースのローラ・イングラム氏とのインタビューで、米軍が先週末に実施した「バンカーバスター(地下貫通型爆弾)」による空爆により、イランが核物質を兵器化することはもはや不可能になったと語った。

ウィトコフ氏によると、空爆で破壊された3つの主要核施設のうち、イラン中部のイスファハンにあった「転換施設(conversion facility)」は、ウラン濃縮の初期および最終段階の両方に必要な設備であり、核兵器開発に欠かせない存在だった。この地上施設は、イラン国内でその機能を持つ唯一の施設とされており、「完全に破壊された」と述べた。

「もはや転換プロセスが行えない以上、たとえウランを90%まで濃縮していたとしても、兵器化は不可能だ」と強調した。

▶ 続きを読む
関連記事
イラン全土で1月8日夜にインターネットが遮断された。抗議活動は12日目に突入し、経済危機に抗う市民が拡大。NetBlocksが政府の検閲と指摘。テヘランで革命防衛隊展開、軍投入懸念高まる。トランプ大統領が報復警告
近年、中国共産党(中共)とイランの協力関係は着実に深化しており、経済、エネルギー、軍事、戦略の各分野で緊密に結 […]
イランで経済悪化に抗議する市民デモが全国27州に拡大。当局の暴力鎮圧で35人死亡、1200人拘束。トランプ大統領が介入警告を発し、緊張高まる今回の抗議は過去3年間で最大規模の民衆運動である
トランプ大統領は1月2日、イラン情勢をめぐって強い警告を発した。トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「もしイラン当局が平和的な抗議者に発砲したり、暴力的に弾圧したりすれば、米国は介入する」と投稿した。
イランで通貨リアルの暴落を機に大規模デモが勃発。経済的困窮への不満は、瞬く間に「イスラム体制打倒」を掲げる政治闘争へと変貌した。亡命中のパフラヴィー元王太子への期待が高まる中、現体制が直面する危機の全貌を解説