イラン女子サッカー選手で国歌拒否で弾圧の恐れ トランプ氏が受け入れ表明

2026/03/10 更新: 2026/03/10

オーストラリアで開催中の女子サッカーの国際大会「AFC女子アジアカップ」で、イラン女子サッカー代表チームが試合前に国歌斉唱を拒否したことを受け、選手らが帰国後に現政権に弾圧される可能性があるとして、トランプ米大統領が米国に受け入れると表明した。

トランプ氏は9日、SNSで「オーストラリアはイラン女子サッカーチームを強制送還することを許した。これは重大な人道上の誤りだ」と指摘。その上で、「彼女たちは帰国すれば殺害される可能性がある。亡命を認めなければ、米国が受け入れることになる」と表明した。

トランプ米大統領の「トゥルース・ソーシャル」への投稿(スクリーンショット)

問題となったのは、アジアカップの試合前にイランの選手らが国歌斉唱を拒否した行為。試合中、チームの主将や監督も笑顔を見せる場面があり、国際的に注目を集めた。

イラン国内では、国営テレビがこの行為を「無恥で裏切り行為の極み」と強烈に非難。番組の司会者は「戦時における裏切り者は厳しく処罰されるべきで、国に不利な行為を行った者には重大な結果が伴う」と述べ、選手たちへの制裁の可能性を示唆した。

一方、SNSでは選手たちの安全を懸念する声が広がった。投稿には、選手がバスの窓からSOSサインを送る様子も含まれ、帰国すれば現政権からの弾圧を受ける可能性がある。イランの現行法では、国家への反逆行為は死刑に相当する可能性もある。

オーストラリア国内でも支援の動きがある。オーストラリア・イラン理事会がオンライン署名を呼びかけ、9日までに6万1000件以上の署名が集まった。

こうした中、各種報道機関などによると、オーストラリア政府は10日、亡命を求めていたイラ​ン女子サッカーチームの5選手に対し、滞在‌を認める査証(ビザ)を発給することを決めた。

新唐人
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