写真は、カンボジアのバベット国境検問所でカンボジアビザを申請する際に使用された中国のパスポート(Omar Havana/Getty Images)

中国 レアアース技術者を厳重監視 パスポート返納を指示

中国共産党(中共)商務省はここ数週間、全国のレアアース関連企業に対し、重要技術を持つ従業員の詳細な名簿提出を要求している。名簿には、従業員の専門技術、学歴、研究経験、さらには個人情報まで含まれる。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(25日付)は、関係者の話として、中国政府が「レアアース専門家名簿」を作成し、技術人材の海外流出や企業機密の流出を防ぐ監視体制を強化する狙いがあると報じた。一部の企業には、従業員のパスポートを企業または地方政府が管理するよう指示されているという。

中国は世界最大のレアアース鉱石の生産・加工国であり、レアアース磁石の生産量は世界全体の約9割を占める。これらの素材は自動車、電子機器、軍事装備など幅広い分野で使用され、米中貿易摩擦の中心的な争点の一つとなっている。

▶ 続きを読む
関連記事
米中央情報局(CIA)は、中国共産党(中共)を対象に中国語の動画をソーシャルメディア上で公開し、中共軍内の潜在的な情報提供者の取り込みや軍官の離反を狙っている。動画の総再生回数はすでに1億回を超え、関係者は効果が顕著だと指摘した
米国に亡命した中国共産党の省級統一戦線工作部の元高官がこのほど、米メディアの取材に顔出しで応じ、統一戦線の内幕などについて明らかにした。さらに、党内では多くの人々が習近平を好んでいないものの、表向きは同調する姿勢を装っていると語った。
2026年、中国共産党に激震が走る。軍重鎮・張又侠の失脚に加え、イランやベネズエラの盟友を相次ぎ喪失。米国の圧力と核機密の露呈が中南海を追い詰める。内外で加速する「習近平政権の末路」を鋭く分析する
トランプ大統領が3月末に訪中へ。習近平が狙う「外交的勝利」は、制裁対象のルビオ国務長官の同行や史上最大の対台湾武器売却案により、屈辱的な「外交的噩夢」へと変貌しつつある。米中会談の舞台裏を追う
関係筋によれば、紛争が激化する中でも、イランの戦略的パイプラインとジャスク港を経由する輸送ルートにより、原油のホルムズ海峡回避が可能になっているという