2025年7月11日、海上幕僚監部星装備計画部長は、オーストラリアで日米豪海軍種間のロジスティクス協力に係る文書に署名した。(提供:海上自衛隊)

日米豪海軍 ロジスティクス協力強化で合意

海上自衛隊の星直也装備計画部長は7月11日、オーストラリア東部ブリスベンに停泊中の米海軍艦船上で、米国・オーストラリア両海軍の責任者とともに、日米豪3カ国海軍によるロジスティクス協力の強化に関する文書に署名した。今回の協定では、艦船の弾薬補給や海上給油、修理、部品供給など、各国の海軍が互いに支援し合う体制を一層強化することが盛り込まれている。共同通信などが報じた。

これまで日米豪3カ国は、2国間での補給や修理などの協力を進めてきたが、今回の合意により3カ国の枠組みで装備や燃料などを柔軟に融通できるようになり、相互運用性と機動性がさらに高まる見通しである。星部長は署名式で「新たな取り決めによって活動範囲が広がり、効率性を高められる」と述べた。

背景には、インド太平洋地域で中国が軍事的な動きを強めている現状がある。日米豪3カ国は、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現を目指し、連携を強化することで地域の平和と安定、抑止力の向上を図る狙いがある。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉進次郎防衛相は7月8日、防衛相として初めてNATO首脳会合関連行事に参加し、20か国以上の国防相らと意見交換を行った。欧州大西洋地域とインド太平洋地域の安全保障は一体不可分であるとの認識を示し、同志国が地域を越えて結束する重要性を訴えた
沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海に7日、中国海警局の船2隻が侵入し、海上保安庁が退去させた。中国海警船による同海域への領海侵入は、6月10日以来である。
中共軍が原子力潜水艦から太平洋へSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を異例の試射。日本、豪州、NZ、台湾が相次ぎ懸念を表明した。試射の背景には、核抑止力の誇示と南太平洋での影響力を巡る思惑が見え隠れする
政府は6日、中国側から弾道ミサイルを発射するとの説明を受けたと発表。発表では中国水路当局から「宇宙ゴミ落下に伴う区域の設定を行う」との情報を受け取ったが、その区域は日本の排他的経済水域、EEZの一部が含まれていることが判明した
日米などの多国間演習で、海上自衛隊の潜水艦が退役した米輸送艦「ジュノー」を魚雷で撃沈。精密打撃や統合作戦能力の向上を目的とした実弾訓練の一環で行われた