パナマ運河の拡張工事の開通式典で、新閘門を通過する中国のCOSCO Shipping社が所有する超大型のコンテナ船=2016年6月26 イメージ写真(RODRIGO ARANGUA/AFP/Getty Images)

パナマ CKハチソンの港湾運営権契約の無効求め提訴

パナマの最高会計検査官アネル・フロレス氏は7月30日、香港の大手CKハチソン傘下の子会社が保有する、パナマ運河の両端に位置する港湾の運営権契約について、無効を求める訴訟を2件、最高裁判所に起こした。

対象となっているのは、太平洋側のバルボア港と大西洋側のクリストバル港の経営権。フロレス氏は「違憲であり、国家利益に反する契約だ」として契約の取り消しを求めている。

CKハチソンは現地のパナマ港湾会社(Panama Ports Company)の株式90%を保有。1997年に運営権を取得し、2021年にはさらに25年間の契約延長を結んでいた。

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