日本政府は、昨今の一連の報道や米国からの要請を受けつつも、「国内でフェンタニル乱用の実態は確認されていない」などとして、対応強化には慎重な姿勢を崩していない 参考写真(shutterstock)

中国発フェンタニル密輸ネットワークが日本に司令拠点か ベリングキャット・日経が共同調査

アメリカなどで深刻な社会問題となっている合成麻薬「フェンタニル」を巡り、欧州の調査機関ベリングキャットは8月7日、アメリカへの不正輸出を行う中国系組織が日本に拠点を築いていたとする詳細な分析結果を公表した。

同機関と日本経済新聞の共同調査によれば、組織は名古屋市に「FIRSKY株式会社」として法人登記し、日本を危険薬物の集配送や資金管理を指示する活動基地にしていた形跡が明らかになった。

FIRSKYは中国・武漢に本拠を置く化学企業「Hubei Amarvel Biotech(AmarvelBio)」と密接に関連しており、米国で摘発・起訴された経営陣や販売サイトなど、両社が事実上「同一ネットワーク」にあることを示す証拠が複数発見された。

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