「正しい歴史認識を持ってこそ、反省すべき相手を見極め、新たな文明的関係を築ける。しかし現状では多くの日本人が混乱させられ、正確な認識を持てないままだ。その結果、中共はその隙を突き、不正を重ねてきた」と宇宙大観氏は警鐘を鳴らした (Photo credit should read FRED DUFOUR/AFP via Getty Images)

中共の対日関係をたどる  感謝から反日 そして浸透へ

水墨画家の宇宙大観(本名・于駿治)氏は、長年の日中交流を通じて、中国共産党(中共)の対日姿勢が「戦中戦後の利用と感謝」「90年代の反日・仇日」「現代の浸透」へと変化してきたと語る。そこには、歴史を巧みに操る戦略と民族主義を支配の武器とする仕組みがあるという。

宇宙大観氏は次のように指摘する。

「中共が国民党政権を倒し、中国大陸を掌握できたのは、日本が戦争を拡大した機会を利用したからだ。民族主義が高まり、国民が一斉に抗日に向かう情勢の中、この感情を利用して西安事件を起こし、匪賊討伐の対象から中華民国政府主導の抗日統一戦線の一員に転じた」

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