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元米記者、臨死体験調査で無神論から信仰へ

元アメリカ人ジャーナリストのリー・ストロベル氏は著書で、天使、悪魔、臨死体験などの超自然現象の謎を調査し、天国と地獄の存在を証明する証拠を発見したという本を執筆しました。もともと無神論者だった彼は、現在ではベストセラー本を書いたキリスト教作家となっています。

イギリスの『デイリー・スター』紙によると、ストロベルは新刊『目撃された超自然現象――天使、悪魔、神秘的な夢、臨死体験、そして見えない世界の謎を調査する』で数十件の臨死体験の事例を深く掘り下げています。

これらの事例には、臨死体験中に「見る」能力を得た視覚障害者も含まれており、科学者たちを困惑させ、その説明ができない状況に陥らせています。

ストロベルは書籍の中で、ヴィッキーという名のこの女性は22年間も視覚障害を抱えていたことに触れています。彼女は交通事故後に臨死体験をし、その間に壊れた車を見下ろし、手術室の天井へ漂っている彼女を医師が救おうとしている様子を目撃しました。

彼女は人生で一度も友人たちに「会った」ことがありませんでしたが、この臨死体験後に友人たちに対して自分の体験を詳しく説明することができました。

別のケースでは、一人の母親が臨死体験中に白いトンネルに入り、聖母マリアを見るという経験をしました。彼女は深い愛と光に包まれる感覚を得て、自分が行ったすべての善行や悪行、それらが他人に与えた影響について感じ取ったと言います。

彼女は「これは私にとって困難な時期でしたが、無条件の愛によって支えられ、辛い時期を乗り越えることができました」と語りました。その後、彼女はテレパシーによる方法で「このまま留まるか、それとも人間界に戻るか」を問われました。

さらに、もともと無神論者だった元北ケンタッキー大学の芸術学部長兼教授ハワード・ストーム氏も、新刊で自身が重度の胃潰瘍によって経験した恐ろしい臨死体験を語っています。

彼は臨死体験中に謎めいた訪問者たちに数マイルも付きまとわれ、そのうち周囲が徐々に暗くなっていったといいます。その後、突然彼らは暴力を振るい始め、押したり、殴ったり、引っ張ったり、蹴ったり、嘲笑したり、罵ったりしました。彼は必死に抵抗しようとしましたが、その戦いで肉体的にも精神的にも傷ついたといいます。

彼はさらに、臓器も摘出され、片目と両耳を失ったと語りました。「どんなホラー映画や書籍でも彼らの残酷さを描写することはできません」

彼はこの残酷な暴行の最中に「イエス様、助けてください!」と叫びました。その瞬間激しい攻撃の中から茶色い光が現れ、両手が彼に向かって伸びてきたと言います。

現在ストーム氏はキリスト教牧師となり、自身のウェブサイトで、この臨死体験から学んだ最も重要なことはイエスとの繋がりだったと述べています。彼は現在世界各地のキリスト教団体との交流に尽力しています。

新著の中で、他の多くの興味深い臨死体験を記録しているストロベルは、「証拠を検証し、目に見えない世界とそれを創造し統治する神について、私たちがどう考えるべきかを考察している」と、この本の序文で述べています。

(翻訳編集 里見雨禾)

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