日本株式会社は危機に瀕している。
日本経済はこれからどちらの道を進むのか?
数年にわたる景気後退を経て、多くの人々が、日本経済の最近の回復を歓迎しているが、現状はせいぜい「脆弱」といえる。2025年8月時点で、名目GDPと購買力平価ベースで世界第5位の規模を持つ日本経済は、政府介入への過度な依存によって揺らぐ弱々しい回復を示している。GDP成長率は低迷しており、第1四半期は横ばい、第2四半期もわずかな拡大にとどまり、かろうじて景気後退を回避した状態である。
過去の教訓に学ばなければ、日本の経済状況を賢明に乗り越えることはできないだろう。政府の介入は短期的には効果をもたらすが、長期的には経済の活力と成長を阻害してしまう。
この重要性を理解するには、太平洋戦争の壊滅的打撃を受けた後の日本の経済軌跡を振り返る価値がある。1960年代から1980年代後半にかけて、日本は輸出主導型のハイテク産業成長で世界を驚かせた。当時、日本は技術進歩を通じて独自の道を切り拓こうとする国々の模範とみなされ、伝統と近代化のチャンスを巧みに融合させた国として評価された。「日本〇〇株式会社(Japan, Inc.)」は、弛まぬ効率性、規律ある企業文化、そして国家の指導と民間イノベーションがうまくかみ合った姿を象徴するものとなった。
関連記事
7月1日、中国本土では対外投資に関する新規則(国務院令第837号)が正式に施行される。この中では、個人による対外投資への規制が新たに加えられ、かつてないほど厳格な内容となっている。
欧州経済の低迷を機に、ケインズ主義の「節約のパラドックス」を痛烈に批判する論評。過剰消費と政府債務が招いたゾンビ国家化を指摘し、真の経済成長には安易な金融緩和ではなく、地道な「貯蓄と投資」こそが必要だと説く
トランプ氏によるイラン核施設への軍事攻撃を支持する政治評論。核開発の手遅れになる前の「行動」こそが、危機を回避し世界をより安全にしたと論じる
少子化と未婚化が進む日本社会の現状をデータから読み解き、個人の自由や多様性の裏で薄れゆく「家族」という根源的な絆の重要性と、現代人が抱える深刻な孤独の本質を東洋の知恵を交えて問い直す論説
高度専門職資格で合法滞在していた国際犯罪組織「プリンス・グループ」最高幹部の逮捕から、善意に基づく日本の在留・行政制度の脆弱性と、欧米に比べ遅れる国際的な安全保障・情報連携の課題を突く論説