刃物より恐ろしい「邪気」
ゲームがきっかけで同級生を刺殺 中国社会に充満する「邪気」
8月31日、中国・山東省煙台市の職業学校で男子学生が同級生を刃物で刺殺する事件が発生した。死者は胸部を刺され失血死したが、事件が公表されたのは7日後だった。中国共産党(中共)当局が軍事パレード期間中に「好ましくないニュース」を封じ込めていたためである。
きっかけはゲームをめぐる口論が凶行に変わったとされ、その背後には劣悪な寮生活や閉塞した環境への不満が積み重なり、鬱積した感情が爆発したと指摘されている。
こうした短絡的な暴力は今や中国社会に遍在している。湖南では2万円余りの修理代をめぐる殺人、浙江では騒音トラブルでの刃物事件、広東では車の追突から激しい殴打事件が発生した。山東では麻雀の賭け金20元(約400円)をめぐる殺人、四川では火鍋店で「夫が隣席の女性を見た」というだけで妻がスープを浴びせた事件、黒竜江では失業者がガス管を壊しマンションを吹き飛ばした爆発事件も起きている。
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