中国系ハッカー 米議員を装い発信 トランプ氏の対中政策を探る
米中が7月末にスウェーデンで貿易交渉を行っていた時期、中国共産党(中共)と関係があるとされるハッカー集団が米議会「対中共特別委員会」のジョン・モーレナー委員長になりすまし、関係団体に制裁案への意見を求めるメールを送っていたと疑われている。添付ファイルを開くとスパイウェアが作動し、トランプ大統領が外部団体から受け取る貿易政策上の助言を探る狙いがあったとみられる。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、貿易団体や法律事務所、米政府機関が同様のメールを受信。「あなたの見解は極めて重要です」と記され、立法草案とされる添付ファイルを確認するよう促していた。サイバーセキュリティ企業マンディアントは、ファイルを開くと組織内部に侵入可能なスパイウェアが展開する恐れがあると指摘。
現在、FBIと米議会警察が調査にあたっており、悪意あるソフトは中国国家安全部と関係があるとされるハッカー集団「APT41」によるものと分析している。
関連記事
米8州が14日、子供への危害や保護者への欺瞞、消費者保護法違反を主張し、チャットGPT開発元のオープンAIを提訴。OpenAIは安全対策を強化していると反論している
米連邦政府は、サプレッサー(消音器)や短銃身銃器に対する事前の承認・登録規則の執行停止を発表した。税制変更に伴う連邦地裁の違憲判断を受けた措置で、90年以上続いた規制の大きな転換点となる
米国の学校給食で超加工食品から地元産食材による手作り調理への回帰が進んでいる。健康改善や地産地消、廃棄物削減を目指す一方、人手やコストの課題も浮き彫りに。教育現場における食の変革を伝える
米戦争省が死刑囚1人を銃殺隊によって処刑し、その様子をインターネットでライブ配信する計画を立て、論議を呼んでいる。J・Dヴァンス米副大統領は「見ない」と表明した。一方、トランプ大統領は、ライブ配信を許可するかどうかはまだ決めていないと述べた。
トランプ政権は最近、外国人留学生の就労を認める「選択的実務研修(OPT)」への参加申請1人当たり、大学など教育機関に7万ドル(約1100万円)の支払いを求める新規則案を検討している