中共「戦狼外交」欧州で挫折 台湾代表の排除要求を日本が拒絶
中華民国(台湾)駐デンマーク代表の鄭栄俊氏夫妻は2月、日本大使館が主催した徳仁陛下の誕生日レセプションに招かれて出席した。ところが中国共産党(中共)の駐デンマーク大使王雪峰が、台湾代表を退場させるよう日本側に要求。拒否されると憤慨しながら途中離席した。専門家は、日本とデンマークが中共大使の横暴な要求を突っぱねたことは「戦狼外交」への国際的反発を示し、習近平の国際情勢に対する判断力にも疑問を投げかけていると指摘している。
時事評論家の陳怡伸弁護士は、王雪峰大使はレセプションの場で「台湾代表を直ちに退出させなければ抗議する」と言い放った。この出来事はデンマーク紙ベアリングスケ・ティーズネの報道で初めて明らかになったが、中共の戦狼外交の姿勢はすでにデンマーク外交界で知られていたという。
陳氏は、王の行為は外交儀礼に著しく反し、主催国である日本のみならず開催国のデンマークに対しても無礼だと批判。「国際規範や外交慣習を顧みない中共の態度が表れた」と語った。
関連記事
ホン・カオ米海軍長官代行は、トランプ政権がイラン紛争向けの兵器を優先するため、台湾への大規模な武器パッケージを延期していると述べた
トランプ米大統領は20日、台湾の頼清徳総統と電話で話す考えを示した。トランプ政権は、総額140億ドル規模の台湾向け武器売却案を推進するかどうかを検討している
台湾立法院は5月19日、頼清徳総統に対する弾劾案の記名投票を実施した。投票結果は賛成56票、反対50票で、規定の承認要件を満たさず、弾劾案を否決した
台湾問題に関心が集まる中、中華民国の頼清徳総統はフェイスブックに投稿し、中華民国の現状を守ることに「台湾独立」の問題は存在せず、台湾海峡の平和と安定は決して犠牲にされたり取引の対象とされたりすることはないと表明した
15日、トランプ米大統領は3日間にわたる中国訪問を終えた。機内で、習近平から「台湾海峡で衝突が発生した場合、米国は武力で台湾を防衛するのか」と質問されたことを明かした。