2025年10月2日、アメリカ合衆国の連邦議事堂が政府閉鎖の2日目を迎えた。(Madalina Kilroy/大紀元)

アメリカ政府閉鎖の背景と影響 議会対立と市民生活への影響を解説

アメリカは世界で唯一の超大国であり、また最も裕福な国の一つである。しかしながら、政府は常に数兆ドル規模の財政赤字を抱えており、しかも「財源不足により政府閉鎖」という事態に陥ることを繰り返しているのが現実である。

本年10月1日午前0時、アメリカ連邦政府は正式に閉鎖した。議会が予算案を承認できなかったことから、政府は一部業務を停止せざるを得なくなったのである。

今回の閉鎖は、上院と下院の間での予算案をめぐる深刻な対立に端を発している。報道によると、争点の一つは医療支出と移民政策であり、民主党議員は不法移民の医療費の一部を連邦資金で賄うべきだと主張した。その額は2千億ドル(約29.5兆円)に上るとされ、これに対して共和党は強く反発した。

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