片山財務相 積極財政を強調 物価対策と歳出改革に意欲
片山さつき財務大臣は就任後の記者会見において、財務大臣としての抱負、高市総理から指示された経済財政運営の方針、そして担当大臣として取り組む重要課題について詳細に述べた。
片山大臣は財務省の活動について、「目に見えて国民に理解・感謝されるような方向」に進んでほしいと強く望んでいると表明。財務省の究極の目的は、単に「財政の帳尻を合わせる」ことだけではなく、「成長する日本を将来に残すこと」、そして「夢や期待が残る国」になるための政策設計や打ち出しが重要だと指摘し、財務省職員にマインドセットを変えることを求めた。
物価対策について片山大臣は、「スピード感と確実性をもって実施していく」方針を示した。対応の具体的な道筋として、まず安定財源が固まるまでの「トランジション(移行)」として、燃料油の激変緩和補助金の基金残高を活用し、年内に「しっかり25円下げる」ことを確実に行うとしている。その後、恒久的な措置に移行することになる。
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