中国共産党の閉ざされた扉の裏で弱体化した習近平
習近平は先週、北京で開かれた中国共産党の最高指導部による非公開の会議(中央委員会総会)を経て、中国の最高指導者としての肩書を維持した。しかし政権がその逆を演出しようとしているにもかかわらず、習近平がもはや絶対的な権力を握っていないことを示す多くの兆候があると、専門家たちは指摘している。
政権の中枢である中央委員会の約300人以上が出席したこの重要会議では、異例なほどの混乱が見られた。注目を集めた軍幹部の粛清、習派側近の排除、理由不明の欠席、そして党の従来の政治優先事項からの転換などである。
中国の国営メディアが依然として「党の団結」を強調する一方で、厳密に演出されたこの会議からは、内部に深刻な不協和が存在することを示す兆しが見え隠れしていると、専門家や内部関係者は語る。
関連記事
トランプ政権によるホルムズ海峡封鎖とイラン戦争の行方を、軍事・経済・地政学の視点から鋭く分析。欧州の凋落、中国の台湾への警戒、そして「ポスト海峡時代」を見据えた湾岸諸国の戦略から、世界の真の新秩序を読み解く
戦争は破壊をもたらす一方で、医学を飛躍的に進化させる「残酷な教室」でもあった。トリアージの誕生から現代の政治的圧力まで、歴史の光と影を検証。医学が権力の道具と化す危うさを説き、不変の倫理を問い直す
トランプ政権下で進む米国の「原子力ルネッサンス」を解説。新型原子炉の審査を迅速化する新規則「パート53」の施行や、世界初のマイクロ原子炉試験施設「DOME」の完成など、停滞していた原子力産業が再び未来へ動き出す兆しを追う
2026年4月、イランとの交渉決裂を受け、米国はホルムズ海峡の「限定的封鎖」という実力行使に踏み切った。全面戦争を避けつつ、イランの急所を突くワシントンの冷徹な「勝利の定義」と、その戦略的規律を解説する
米国がイラン対応に集中する一方で、中国は南シナ海で軍事拠点化や艦船配備を拡大している。地域の勢力バランスが静かに変わり始めている