(Shutterstock)

「沈黙のキラー」高血圧が招く脳の老化、その対策とは

脳が健康を保つためには、安定した血液の供給が欠かせません。それはまるで、庭の植物が育つために水を必要とするのと同じです。ところが、血圧が高すぎる状態が続くと、血管が絶えず圧力にさらされて傷ついてしまいます。これは、水圧が強すぎて灌漑システムが壊れ、植物を痛めてしまうのと似ています。長い年月をかけてその損傷が蓄積すると、アルツハイマー病のリスクが大幅に高まるのです。

朗報なのは、血圧を薬や生活習慣の改善によってしっかりコントロールすれば、脳と記憶を守るための最も有効な防御線になるということです。

 

多くの人は気づいていませんが、慢性的な高血圧は知らぬ間に脳を攻撃しています。研究データによれば、血圧が正常な人に比べ、治療を受けていない高血圧の人はアルツハイマー病を発症するリスクが約40%も高いことがわかっています。

▶ 続きを読む
関連記事
食べる量が同じでも、「いつ食べるか」で脳の働きが変わるかもしれません。47人の女性を追跡した研究で、早い時間帯に食事を済ませるグループだけに認知機能の改善が見られました
よくあるラクナ梗塞は、血管の詰まりだけでは説明できない可能性があります。血管壁の異常に注目した研究を紹介します
非利き手で歯磨きや文字書きをすると、脳はいつもより働きます。集中力と神経可塑性を高める小さな習慣を紹介します
子どもの毎日の食事が、成長だけでなく脳の発達にも関わっているとしたら?チキンナゲットや甘いシリアルなどの超加工食品と、幼児の脳構造との意外な関連が研究で明らかに。親ができる食生活の見直し方も紹介します。
・グルコサミン使用が、軽度認知障害やアルツハイマー病の進行加速と関連。関節サプリを飲む人は注意したい研究です。