2016年6月28日、パリで行われた労働改革の一連の施策に反対する抗議デモ(Thomas Samson/AFP via Getty Images)

嫉妬 社会主義の核心に潜む腐食的な道徳の腐敗

■論評

嫉妬は社会主義を動かす原動力である。それは一種の精神的な麻薬であり、人々に対して、自分より多くの富を持つ者を憎むよう仕向ける。例えその富の所有者が、嫉妬する者たちに対して何ひとつ害を加えたことがなくても、である。

その憤りはしばしば、完全な憎悪へと転じ、それに影響された者を蝕んでいく。アレクサンドル・ソルジェニーツィン(20世紀のソ連の反体制派作家)がかつて述べたように、「他人への嫉妬こそ、最も我々自身を食い尽くすものである」

中世ヨーロッパにおいて、富める者を憎むことは理解できたかもしれない。当時の富の持ち主は、莫大な土地や資源を独占していた世襲の君主や貴族たちであり、彼らの富は政治権力の独占と一体化していたからだ。

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