ドナルド・トランプ大統領は2025年11月12日、ホワイトハウスの大統領執務室で連邦政府を再開するための法案に署名した。Brendan Smialowski/AFP via Getty Images

トランプ大統領 政府再開法案に署名 史上最長の政府閉鎖が終了

ドナルド・トランプ米大統領は11月12日、上下両院で可決された政府資金を来年1月まで確保する法案に署名し、アメリカ史上最長となった政府閉鎖を正式に終結させた。

「今日、我々は脅迫に決して屈しないという明確なメッセージを送っている」と、トランプ大統領は署名直前のオーバルオフィスで述べ、対立を引き起こした民主党の要求を指した。トランプ大統領はまた、政府閉鎖を可能にした上院の60票ルールであるフィリバスターの廃止を改めて求めた。

大統領は現地時間午後10時25分頃に署名した。これは下院が超党派の投票で法案を可決してから約2時間後のことである。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ大統領が海軍力強化に向けた新構想を発表した。過去最大級の「トランプ級」戦艦の建造やフリゲート艦の拡充により、米国の造船業復活を目指す
トランプ政権は「容赦なき正義作戦」を開始し、前政権下で所在不明となった不法移民児童約13万人の所在を確認した。性的捕食者の逮捕や被害児童の救出を加速し、児童搾取の撲滅に挑む
人種間の公平性を重視し、停学処分を避けて対話を促す「修復的司法」。しかし米国の学校現場では、処罰の欠如がいじめや暴力の温床となり、秩序が崩壊している。トランプ政権が是正に動く、規律政策の光と影を追う
米政府責任説明局(GAO)の報告書により、バイデン政権下の「特例入国許可(パロール)」制度で数千件の不正が判明。審査の甘さが露呈した。トランプ政権は取り締まりを強化中
トランプ大統領は、高度人材向けの新ビザ「ゴールドカード」の売上が約2,000億円に達したと発表した。100万ドルで居住権を販売し、収益を国家債務返済に充てる。高学歴層の確保と不法移民抑制を狙う