台湾の主要野党・国民党の支持者が、2025年7月25日、台北の総統府前で行われた議員リコール選挙に反対する集会で国旗を振っている (Photo by I-HWA CHENG/AFP via Getty Images)

なぜ中国は「一つの中国」にこだわるのか 台湾世論とはギャップ

長年、台湾をめぐって強硬な姿勢を崩さない中国共産党(中共)「一つの中国」を国際社会にも受け入れさせようとする中共の主張は、軍事・外交の場面を問わず繰り返し発信されきた。

その根拠のひとつとして、中国が長年重視してきたとされるのが1943年のカイロ宣言である。

日本の無条件降伏を前提に、当時の連合国である米英中が共同で発表したこの宣言には、「満洲、台湾、澎湖諸島を中華民国に返還する」との文言が盛り込まれている。北京は現在に至るまで、台湾が中国に属する根拠として繰り返しこの文書を取り上げてきた。

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