中共軍のJ-15戦闘機(上)と日本の航空自衛隊のF-15戦闘機(下)(日本防衛省)

レーダー照射事件の衝撃 中共J-15と空自F-15との性能差は

空母「遼寧」の宮古海峡通過後、中共軍のJ-15戦闘機が航空自衛隊のF-15を沖縄南東空域で2度レーダーロックオンした。この論説ではレーダー仕組みからJ-15 vs F-15比較、米中艦隊対峙まで徹底解説する。

日中は本格的に一触即発の局面に入ったのだろうか。中国共産党(中共)のJ-15戦闘機が2度にわたり、航空自衛隊のF-15戦闘機をレーダーロックオンした。いわゆる「レーダーロックオン」とは、相手機のレーダーによって照射され、攻撃対象として捕捉された状態を指す。中共空母が沖縄に接近する狙いはどこにあるのか。

12月6日、小泉進次郎防衛相は、中共軍機が航空自衛隊機に対してレーダーロックオンを行った事案が2件確認されたと明らかにした。最初の事案は6日午後4時32分ごろ、沖縄本島の南東海域の上空で発生した。遼寧号空母から発進したJ-15戦闘機1機が、防空識別圏任務中の航空自衛隊F-15戦闘機1機を対象に、断続的にレーダーロックオンを行ったとされる。

▶ 続きを読む
関連記事
2025年12月9日、中共H-6爆撃機がロシア機と宮古海峡通過。日本防衛省の写真でJ-16護衛機はミサイル1発のみと判明。CCTVは過去映像流用し4発装備を偽装。航続距離短く政治演習の弱点露呈
中共国防部がXに公式アカウント開設も、コメント欄は「微博に帰れ」「ファイアウォール越えか」と政府批判・皮肉殺到。抖音でも「Xって何?」と戸惑いの声。中共の対外宣伝強化の一環か
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
三年もの間、民の課役をゆるし倹約を貫いた仁徳帝。民の竈の煙に安らぎを見いだしたその御心は、豊かさの本質を問い直す今の日本にも静かに響いている